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空想と妄想の境界線
どうせなら、手首より首が良い。
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夏は暑いのが当然か。
知っているか。
空想と妄想の境界線。

夏の夜は涼しいのだ。
知っているか?いや知っていたか?否、忘れてはいないか?
夏の夜は涼しいのだよ。

私の部屋にはクーラーがない。
そしてPCが常時起動状態にある。今、「きどう」が機動と変換されてちょっと焦った。
そして私の部屋はマンションの1階だ。ベランダは道に面している。

これらの条件が揃う時、
私の部屋は空気を冷却するものがない、むしろ加熱されていく空間となり
なおかつ、カーテンを開く事も困難となり空気の入れ替えさえ行う事のできない世界となる。

窓を開けたところでカーテンが閉ざされていては空気の入れ替えなど起こらん。
そんなものはPCによって発生する熱量に比べれば微々たる物だ。

この室温が理解できるか。
夏の夜に外に出ると、肌が、身体が、心が、「あぁ、涼しいなぁ。」と感じるのだ。

カーテン1つとて甘く見てはいけない。あの断熱効果(主に内部に)は凄まじいものがある。
ある時、睡眠をしようと布団に入った私であるが、
風か荷物の影響か足の踝付近までがカーテンの外に出てしまった事がある。
その時私は驚愕したのだ。
涼しいと!
足の先が冷却されていく心地良さが私の脳髄を電気となって迸ったのだ。(当然である)
足の先を氷の女王に優しく包み込まれたかのような快楽に私は身悶えた。
そして安物の布に世界を断絶するほどの力強さを見せ付けられ、
私は己の矮小さを実感し地に膝をつく。

たびたびこの方法を実践している私であるがこれはそうそう多用できる技ではない。
なにしろ私のベランダ付近は人が通る場所なのである。
つまり私が実践しているところに通り掛かった人物からすれば
私の部屋にはカーテンから突出した足だけが認識される事になる。
どう見ても不信な部屋である。下手をしたら死体にも見えかねん。

いくら私でも世間から顔を背けて生きようとは思わない。
この技は禁じ手であり、不可避な不快感に対する最終手段なのである。
しかしその快感は得がたいものだ。可能な人間は1度経験する事をお薦めする。

さてさてそのような私の人生経験を語ったのには訳がある。
同居人がクーラーを購入したのだ。
私としては1度耐え切った苦行から今更逃げるのは何か負けた気がする、とか
自然の流れを自らの身体で受け止める事は生物として必要な事だなどという認識がある。
だからクーラーの購入に躊躇いがあるが、同居人に強要する事では無い。
だから同居人のその行動には素直に協力しよう。

それでも私は耐えていこうと思う。季節を身体で感じていこうと思う。
そしてカーテンから足の出ている不信な部屋を維持していこうと思う。

ただ私は気遣いのできる紳士である。
友人宅を訪れる際、前もって食事を済ませておき、
「私はお茶だけで結構。」と言うのが私である。
夏場はせっかく作った料理が1日も持たずにダメになる。
それは食品を大切にする心からすれば許されない事だ。
夏の暑い1日を戦い抜いた同居人の帰宅を優しく迎えたい。
帰宅時に冷却された部屋で出迎えればそれは愉悦となろう。
食料品に対する気遣いのため、同居人への気遣いのため、
仕方が無くクーラーを使用することになってしまうかもしれない。
私が気遣いのできる紳士であるばかりに…。
仕方が無いのだ。私はこのような気遣いを無意識で行ってしまう人間だ。
仕方が無い。私の意志は使うつもりが無いのに、これは仕方が無いのだ…。

今回は優しすぎる私の心で湧き起る葛藤を認めてみた。
あぁ、紳士たる私が恨めしい…。
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